2015年3月19日木曜日

衣類の防虫剤

タンス用防虫剤は日本から持参したパラゾール•ノンカットを使っていた。成分がどうとかあの匂いが好きか嫌いか以前に効く気がしてた。 しかし、3年以上日本に帰っていないと手持ちもなくなり、とうとう「セーターを虫に喰われる」という事態がおきてしまった。
そして代用品を探し始めたのだが、まさかこんなトコで「日本とイギリスの違い」を見せつけられると思ってなかった。 

イギリスではエコ主流

とりあえず「ナフタリン」をネット検索したのだが見つからない。そしてヒットした英国政府のサイトによると、ナフタリンが衣類の防虫剤として使われていたのは過去のハナシであるとして、人体や環境への害云々が書かれている。(興味がある方はこちらNaphthalene: general information)この時点ではまだ私は樟脳とナフタリンの違いがわかっていない。

じゃあ何を皆タンスの中に入れているのか!?検索を続けて行くと、どうやら 「シダーウッド」とやらがやたらと出て来る。 マツ科の木の切れ端またはビー玉のように丸くカットされたものをタンスに入れておけば防虫効果があるらしく、また人体にも優しいらしい。


しかし、セーターがいくつかやられてしまった今 、イマイチ即効性に欠けそうなエコ素材で虫除けとか生易しい事やってる場合じゃない。 見えない敵を瞬殺したいワケで 、まずはセーターが樟脳の匂いプンプンとかをやりたいのである。 シダーウッドやラベンダー、ハーブ等でお洒落に虫除けするのはその後だ。

そんなこんなしているうちにこんなモスボールを見つけた。そうか、モスボールって英語だったのか、と妙に感心したあと、できれば、もうちょっと、現代的に加工がされてるヤツがいいなあと贅沢な気持ちが芽生えてしまい、検索を続けた。ちなみにこれの販売元はアメリカで、イギリスのスーパーやホームセンターで探してみたが見つからなかった。



英国内ではZEROというメーカーの、日本の「ムシューダ」をショボくしたようなものをよく見かける。

無臭なものと、ラベンダーの香りがあるのだが、無臭なほうを3箱とりあえず買ってみた。ラベンダーの香りは好きだけど、この手の「香り付き」はトイレの芳香剤のみたいになってそうな気がして。
これをありとあらゆるところに置いて2ヶ月程経った頃、イアンが着ていたTシャツに小さな穴が2、3個開いていたのに気付いた。。。効いてないのか!?

タンスの防虫剤の成分

気合いを入れて「衣類の防虫剤」について日本語と英語のサイトで調べ始めた。
ZEROが発売している匂いのないタンスの虫除けの成分はtransfluthrin 日本で言うピレスロイド系だとかで、 スプレー式殺虫剤にもよく使われる人体には影響の少ないものとされてるようだ。殺虫効果は高いようだが、既に虫に侵略されてしまっているウチのタンスには、それがしみ込ませてある小さな紙切れ(?)じゃあ手遅れだったのかもしれない。
ついでに言うと、日本の防虫剤は、パラジクロロベンゼン系、ナフタレン系、ピレスロイド系、樟脳系が主流のようだが、イギリスでは、というか、ネット検索とウチの近所のホームセンターの統計で言うと、ピレスロイド系またはシダーウッドなどの天然のものをよく見かける。以前石鹸が良いと人に聞いて普通の石けんを置いていたけど、効果は感じられなかった。

天然成分の樟脳

「樟脳」を英語で何ていうのかふと疑問に思いググってみるとCamphor(カンファー)と出た。そしてCamphorはクスノキの事で、そのアロマオイルなども英国内で販売されている事を知った。ナフタリンと似たような化学合成物質だと思ってた無知のワタクシ、ちょっと驚いた。日本では樟脳はクスノキを蒸留して取り出して作る天然の防虫剤として日本では昔から広く使われており、今でも着物や人形の保存に使われる防虫剤は樟脳系が多いらしい。メンソレータムや湿布に含まれるあのすーっとする成分、医療の現場で使われる「カンフル剤」の成分でもあると知り、何だか安心した。もちろん、口に入れたら毒である。

ということで樟脳(Camphor)で検索し、使い勝手の良さそうな小さいものを注文してみた。


モノが届いたらメンソレータムどころかタイガーバームの匂いだったが、それがいかにも効きそうな気がした。ちなみに産地はインドである。布にくるんでベッドルームのタンスや引き出しあちこちに置いて一安心したが、やっぱり、匂いが気になりはじめた。
こういうのが欲しかったとか言ってたクセにね、にんげん〜なんてらら〜ら〜。

という事で、長くなったので次回に続きます。

つづきはコチラーー>>衣類の防虫&水虫対策

*樟脳は、直接衣類に付着させないよう、ナフタリン系と一緒に使わないよう注意が必要です。